失望

「懲役22年を言い渡す」
http://saayastory.blogspot.jp/2014/08/2014-81.html


犯行は、1週間計画を練った上、被害者を6時間以上も待ち伏せて急所を多数回刺しており、
強固な殺意と高い計画性があった。
別れ話を切り出され、被害者が築いてきた全てを壊そうと考えた動機も身勝手だ。


被害者に落ち度はなく、犯行動機はあまりに一方的かつ身勝手であって、同情の余地はごく乏しい。


被害者の画像をインターネットに公開したことについて、
画像が拡散し削除が極めて困難な状況になっている。
生命を奪うのみでは飽きたらず、社会的存在としても手ひどく傷つけたことは極めて卑劣というほかなく、
その行為自体が殺害行為に密接に関係している。


一方、幼少期に慢性的に虐待を受けていた成育歴が犯行動機に一定程度影響をあたえたと考えられるが、
反省を深めているとは認められず、謝罪の言葉も述べていない。


被害者の両親も極刑を求めているが、
身勝手で残忍な犯行として懲役22年（求刑無期懲役）を言い渡す。


被告はまだ若く、同情の余地は乏しいが、若く更生の可能性もあり、
母親が『帰りを待つ』と話している。


量刑に関し、
男女トラブルの殺人で被害者が１人の量刑の中ではほぼ上限に位置づけられるものといえる。


被告、
1日は、半袖のワイシャツに黒のスラックスという服装で、入廷した際はこれまでと比べると引き締まった表情に見え、判決の瞬間、取り乱す様子もなく、微動だにせずに聞いていた。
最後、裁判長に一礼すると、振り返ることもなく法廷を後にした。


女子高校生の両親
「この判決には失望した。何でこんなに軽いのか全く理解できません。検察官には即刻、控訴して頂きたい」としています。


私見、
ご両親のおっしゃるとおり、失望です。
犯行、動機、ファイルの拡散による尊厳の冒涜への認定は評価出来ますが、
若く更正の余地ありとは思えず、再犯の余地が多いにあると思います。
量刑が殺人での上限であるとの説明が、ストーカー規正法による厳罰化、計画的犯行、部屋での待ち伏せ、
殺害、ファイルの拡散による名誉毀損等５つの罪が反映されておらず、
１人の殺人であっても、死刑が妥当であると思われる事件で、
求刑の無期懲役を下回る懲役２２年では、
到底納得の行く判決とは言えず、検察にも即日控訴を願うばかりであり、
せめて、せめて、無期懲役になることを望む次第であります。
また、被告は淡々と判決を聞き入れ、最後まで反省や謝罪を行わず法廷を去っています。


これで終わらす訳にはいきません、眠れない日々が続きます。