事件経過

2013 10.8 かねてから元交際相手からのストーカー被害を訴えていた鈴木紗彩さん(高校3年18歳)が、当日も警察にストーカー被害相談をしていながら、夕方の下校時、自宅部屋に潜んでいた犯人にナイフで襲われ、自宅前で意識不明の重体、のちに死亡。逃走した犯人が、ネット上に用意していた交際時のプライベートなファイルのアドレスをネット掲示板に書き込み、本来の被害者の人柄とは懸け離れた印象が拡散され、以後ネット上では被害者が誹謗中傷の対象となり、現在もその痕跡は残存したままである。
saaya sammy suzuki japanese actress teenager,While not a stalker damage consultation to police the day, home from school at the time of the evening, (18-year-old high school three years) Suzuki Saaya who had complained of a stalker damage from the original dating partner for some time 2013 10.8,lurked in home room attacked with a knife in criminal, seriously ill unconscious, died later at home before.Impression that is written in the net bulletin board address of private files(She was 16-17 year-old) dating at the time criminal who ran away is,had prepared on the net,far removed from the personality of the victim of the original is diffused, the victim slander on the net after are subject to,the trace remains were left still.

2013年12月10日火曜日

はじめに

残念ながら、わたしは亡くなられてからの沙彩さんしか知りません。

TVのニュースでこの事件を知り、
彼女が本格的な女優をめざして高校生活を謳歌していたこと。
犯人は元交際相手で、事件時には彼女のクローゼットに潜み、帰宅したところを襲い、
自宅前道路まで追いかけてナイフで刺し殺すという残忍性。
痛ましい事件が起こったなあと思ったのが率直な感想でした。

その後ネットで事件の詳細を読み、さらに愕然とします。
犯人と被害者の人物特定、ツーショット画像、幼少時代から現在までの画像の掘り起こし、
そして、彼女の出回るはずのないプライヴェート画像と動画の流失、逃走中の犯人が
あらかじめ用意しておいたサイトのアドレスをBBSやtwitterに書き込んだのです。

報道による被害者の実名、住所の公表も、本人特定、拡散の手助けになったことも否めません。

良くも悪くも話題性のある出来事の書き込みが行われている2chを覗きにいくと、
二人の出会い、別れ、心情など、報道による事件の時系列と共に検証、討論がされていました。
事件発生から亡くなるまでは被害者に同情的な書き込みが沢山見受けられたのですが、
流失画像のリンクが貼れた途端、全てのスレッドを見たわけではありませんが、
被害者への誹謗中傷の書き込みが上回り、流失経緯の検証もろくに行われず、
殺されたことまで本人の責任にされる始末。
彼女のameba blogには多数の悲惨な中傷コメントが記され、尊厳まで傷つけられていました。

犯人の書き込みにより、BBS,twitterによるurlの拡散、誹謗中傷と,
犯人の思い通りの展開の手助けをネットユーザーが加担しているのに、
どうしてこれ程までに被害者が叩かれなくてはならないのでしょうか、
もう、彼女は反論することも泣くことすら出来ないのに、
これではあまりに悲し過ぎます。

わたしには身近に受験をして私立高校に通う女の子がいます。
幼い頃に病気を患い、今も投薬と検診は続けていますが、
元気に将来の夢を模索しながらまじめに勉強と部活にがんばっています。
そんな自分が沙彩さんの事件を知り詳細が分かるに連れ、我が事のような
衝撃と悲しい気持ちになり涙が止まりませんした。
ご両親にしたら、「おはよう!」といつものように部屋から飛び出したり、
「ただいま!」と玄関から元気な声が今でも聞こえるんじゃないかと、
突然絶たれたこの状況に、戸惑いと深い悲しみ、そして喪失感を想像すると
お掛けすることばが見つかりません。

加害者はこれから裁判により罰せられますが、
いくら厳しい判決が出たとしても被害者は戻ってきません。

人が人を殺す、
絶対に、絶対に、あってはならないのです。

亡くなった後まで、卑劣な方法で加害者の思い通り印象操作され、
被害者の尊厳に傷をつけること、
それにネットユーザーが加担したこと、それに気づいている人が少ないこと、
ネット自体の否定はしたくありませんが、
ネット利用の最低最悪な出来事だと思います。

そして、ずいぶん前のことですが高校1年の夏、事故で同級生が亡なりました。
そんなに親しい付き合いではなかったのですが亡くなった時の驚きと
同級生と葬儀に列席し、ご両親の無念な表情と、明るい性格の同級生だったので
授業が再開された時の喪失感をすごく感じたことを憶えています。
今でも時々思い出すのですが、歳を重ねるに連れ、その「思い出す」のが大事なこと
じゃないか、一番の供養なのかなって思います。

ここを見られているかどうかわからないのですが、
沙彩さんのご友人、知人の方々、特に同級生は電話やメールの着信音が鳴ると、
彼女かな?と思ったり、何か足りない教室の雰囲気、今でも聞こえてきそうな彼女の声と笑顔、
言い様のない喪失感を感じられ悲しい想いが続いておられると思います。
これから同級生や友人の方々には、卒業、進学や就職と夢を膨らませながら
素晴らしい人生が続いて行くでしょう。

お節介ではありますが、何かの拍子、その都度に、「素晴らしい友人がいたこと」を誇りに
思い出してあげて欲しいと思います。

 

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